2012.10.26
秋の花が見頃を迎える今!今回はバラ鑑賞と紅葉スタンプラリーを兼ねて旧古河庭園へ!
旧古河庭園は入園料150円が必要なので、厳密には「ただポタ!」ではないのですが、まぁ数百円以上のものが見れますのでお許し下さい。「安ポタ!」ですね今回は。
この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となったそうです。
武蔵野台地の斜面を巧みに利用した造りとなっていて、台地上に洋館を、斜面上に洋風庭園、台地下の低地部に日本庭園が配置されています。
上を見あげれば洋風の庭園が広がり、振り返って下を見下ろすと和風庭園が広がるというのがたまらなく好きでした。
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、明治から大正にかけて、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを手がけた英国人のジョサイア・コンドルです。
日本庭園の作庭者は、京都の近代日本庭園の先駆者として数多くの庭園を手掛けた小川治兵衛が行いました。
毎年秋バラの見頃に合わせ、「秋のバラフェスティバル」を開催していて、今回で9回目となるそうです。
期間中は秋バラの音楽会・バラのオブジェの展示などの催しがあります。
バラに関係するショップも出ていました。
このショップで売られているローズ系の石鹸やら香水やらの匂いが一番きついっていう…(笑)
本物のバラからは鼻をを近づけないと香りってほとんどしませんもんね。
テラスが階段状に連なるイタリア式庭園と、平面的で幾何学的に構成されるフランス式庭園の技法があわせて用いられていてバラと洋館の風情と合わさって異国情緒を感じさせてくれます。
バラには全然詳しくないので「面白い名前だなー」とか「お、この色好き!」とかバラ好きに怒られそうな感想を抱きながら鑑賞していました。すいません。
日本庭園の中心は心字池です。「心」の字をかたどった池だそうです。
こちらは大滝。園内のもっとも勾配の急な所をさらに削って断崖とし、濃い樹林でおおって深山の渓谷の趣をだしています。
茶室もありますが、春と秋のみ抹茶を出していて、お茶利用する方のみが入れるそうです。
茶室の裏の道を登って奥に進むと、石造り書庫がありました。
バラ園や心字池の周りと違って人っ子一人いなかったのですが、この建物すごくかっこいいですよね。
階段を面倒臭がらずに上がってくればいいのに。
都内9庭園の内、5庭園をめぐってスタンプを押せば「都立庭園カレンダー」が貰えるというイベントです。
実はスタンプラリーって結構好きで、別にイベント開催もされてないのにスタンプがあればついつい押してしまいます。子供の列に混じって…
旧古河庭園・向島百花園・六義園・小石川後楽園・旧岩崎邸庭園・殿ヶ谷戸庭園・清澄庭園・浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園の9つが対象の庭園です。
今の時期はまだまったく紅葉していないので紅葉スタンプラリーって感じじゃないのですが、冒頭にも書いた通り、バラフェスティバルのついでにスタンプを押してきました!
紅葉シーズンまっただ中に残り4つは回ろうと思うので、一旦保留!
旧古河庭園までだと家から6kmくらいで物足りないなーと思い、あらかわ遊園まで足を伸ばしてみました。
入園していないのですが、メインゲートの前に一面のコスモスが!!
あと、スカイツリーもひょっこり。
やはり武蔵野台地が終わる辺りの坂の上からだとよく見えますね。
旧古河庭園の地図は→コチラ