みどりの日だったので無料入園満喫してきた-後編-

ポタリング, 花ごよみ

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前回、小石川植物園→旧岩崎邸庭園→夢の島熱帯植物園の3つを回ったところまで書いたので、今回はその続きから!

浜離宮恩賜庭園

夢の島熱帯植物園からは湾岸道路を西へ進み、晴海大橋を渡り晴海通りへ入り、築地をすり抜けて行くというルート。
「すり抜けて」なんて表現しましたけど、GWの築地は鬼のような人出だったので自転車は押して歩きましたけど。
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着いたー!
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人がたくさん庭園内へ吸い込まれていきます。外国人が多い!
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浜離宮恩賜庭園は、潮入りの池と2つの鴨場を持ち、江戸時代には江戸城の出城としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園です。
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潮入りの池というのは、海水を導き潮の満ち干きによって池の趣を帰るもので、海辺の庭園でよく用いられる様式なのです。
昔は「旧芝離宮恩賜庭園」「清澄庭園」「旧安田庭園」も潮入の池でしたが、今現在実際に海水が出入りしているのはここ浜離宮だけなんだそうです。
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この水門で海水の出入りを調整しています。
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ここは「内堀」
江戸時代、京都や大阪あるいは長崎などから船で運ばれてきた物資を江戸城内に入れるための中継施設。
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これは「三百年の松」
約300年前、六代将軍家宣が庭園を改修したとき、その偉業をたたえて植えられた松。
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浜離宮恩賜庭園は、都立9庭園の中でダントツの敷地面積です。
なので園内を歩きまわるだけでも結構疲れる…。いや、これまでの自転車の移動と園内の散策で結構疲れが溜まってるってのもあるだろうけど…
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浜離宮へは地上からの入口は勿論ですが、水上からの出入りも可能!
水上バスで浅草と日の出桟橋にアクセス出来ます。
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ここはその名の通り、将軍が船に乗降する所。
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小高くなってる山の上からは東京湾が一望出来ます!
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お伝い橋を渡り、中島のお茶屋へ。
池の真ん中に位置していて、とても景色のいいお茶屋です。
抹茶やお茶菓子を楽しんでいる人で賑わってました。
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ここは鴨場。
水鳥が安心して過ごせるような環境をつくり、そこへ囮のアヒルをつかって水鳥をおびき寄せます。
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その様子をこの小覗から鷹匠が確認し、合図をしたところで脅かされて逃げ惑う水鳥目掛けて鷹を放つ、というのが鷹狩りの方法なんだそうです。
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小覗の反対側。こちらがわに水鳥がやってくるんですね〜。
くるっと見て回った後は、海を眺めながらまったり休憩してから、最後の目的地へと向かいました。

新宿御苑

新宿御苑は、大人になって始めて東京に訪れた時の最寄り駅だったり、前の会社の最寄り駅だったりと、なにかと縁がある場所なんですけど一度も入ったことが無かったので、何気に楽しみにしていました。
浜離宮からは外堀通りから、迎賓館のすぐ横を通って向かうルートで行ったのですが、付近にたどり着いてからまた入口がどこにあるのかわからない入口難民…(この日2回目)
この敷地をグルっと回って探すのイヤだなーと思って、交番で道を聞きました。
新宿御苑の入口は千駄ヶ谷門と大木戸門と新宿門の3つ。
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一番近かった大木戸門の方へ案内されたので、そちらへ。
今回の教訓は、「入口は調べていこう」ですね。わはは。
新宿御苑は、元々江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地で、新宿御苑として開園したのは明治39年。
当初は皇室の庭園として造られましたが、戦後国民公園となり一般に公開されました。
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まずは熱帯温室へ。1日でこう何回も温室に行くことってなかなかないですよねー。
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夢の島熱帯植物園に比べたら少し規模は小さいけど、植物との距離は近いかな、という印象。
うーん、近いというか、近くなるようにしてるって感じ?
物凄く整備されてるって印象に近いかなー。
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橋の上からオオオニバス。
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一番気に入ってる写真!あぁ〜触ってみたい…っ!
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温室を後にして、旧洋館御休所へ。
ここは天皇や皇族の休憩所として明治29年に創建され、大正時代後半からはクラブハウスとして使用されていたそうです。
19世紀後半にアメリカで流行したスティックスタイルを基調とした希少な洋風木造建築です。
色合いとか装飾が可愛らしいなぁ。確かにアメリカっぽい。
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イギリス風景式庭園では沢山の人が寝転がったり、遊んだり、散策したりしていました。
新宿御苑といえばこのイメージ。
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これは旧御涼亭。
昭和3年(1928)に、昭和天皇のご成婚記念として建てられたもの。
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中国南方地方の建築様式を取り入れられています。
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こちらはフランス式整形庭園。
バラ花壇を中心に左右対称に美しく整形されています。
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ちょうどバラが咲いてる季節だったので、ここも人で大賑わい。
なんかこうして見ると、アメリカ、イギリス、フランス、中国、そして勿論日本、と国際色豊かですな〜。
どうりで外国人の多いこと多いこと(?)

みどりの日満喫しすぎて疲れてしまった…

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新宿御苑を後にし、帰路につきます。
走行距離は52kmくらいだったんですけど、100km走ったときよりなんか疲労感が…。
園内を歩きまわるのが堪えたんだろうなぁ…。
あと、台地越えも地味に脚にきてるかも?
思い起こせば、都民の日の時に「なんでこんな坂が多いんだ!坂なんかきらいだー!!」って思ったのがきっかけで台地に興味を持ち始めたんですが、今回はあえて坂を登り降りするルートを選んで走ってみたりしたのです。
あんなに坂が嫌いでしたが最近は奥多摩とか物見山に行ってみたい思いが沸いてきてるので、ちょっとでも脚を鍛えたいなと思いまして…
都民の日の時は走行距離35kmくらいで、当時の最長記録。翌日筋肉痛になったのを覚えてます。
自転車自体も変わってるとはいえ、自分の技術や体力も上がってきてるんじゃないかなーと自画自賛してみる。
こうやって少しずつでも前に進んでるのがわかると楽しくなりますよね〜。
自転車最高!