2012.12.4
いつも昼間走って、昼の庭園や公園ばかりなので、今回は夜の庭園を楽しんでみましょう!
さてさて、紅葉スタンプラリーもついに3つ目となりました。
今回はいつもと違う雰囲気を味わうために、夜の六義園へ!
都内随一の紅葉の名所である六義園では、毎年紅葉のライトアップが行われています。
今年は11月22日から12月9日までの開催で、期間中は21時まで開園しています。
六義園は、徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が、自らの下屋敷として造営した大名庭園です。
造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていました。
平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年かけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げました。
名前の由来は、中国の古い漢詩集「毛詩」の漢詩の分類法(風・賦・比・興・雅・頌)を紀貫之が転用した和歌の「六義」(むくさ)から。
明治の初頭には、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入し、整備が施されました。
このとき、現在もある赤レンガの塀で囲まれたそうです。
それにしても、都立庭園でよく名前が出てきますね、岩崎氏。
9庭園の内4つが元々岩崎氏所有のもの。うーん、どれだけすごい財閥だったか分かりますね。
ちなみに六義園は「りくぎえん」と読みます。決して「ろくぎえん」ではありませんよ!
まさかそんな、私がつい最近まで「ろくぎえん」って読んでたわけないじゃないですか〜(;・∀・)
庭園の中心に入るための内庭大門。
こちらもライトアップされてなんだか仰々しい雰囲気。
暗い中、細い小径をあるいていくと、目の前にはライトアップされた中の島!
おお〜!綺麗ですねぇやっぱり。
ライトアップの見所の一つで、わんさと人が立ち止まって見物していました。
ただでさえ道が細く、しかも暗いので、進みたくても進めないという状況もあったりなかったり。
まぁこんだけ綺麗だったらそりゃぁ立ち止まりますよね。
こちらは売店兼休憩所。甘酒とか売ってました。
あと、六義園限定のカワセミストラップとか売られてて、それが人気みたいでした。
ちょっと欲しい…
六義園の風景は、池の周りを巡る「海の景」と、木立の間を行く「山の景」の2つに分けられます。
千鳥橋を渡り終えると、尋芳径(はなとふこみち)に入りそこを進むと「山の景」に移り変わります。
実際に歩いてみても、まさにその通りで、視界が開けた「海の景」と木々に覆われた「山の景」を楽しめましたよ。
ライトアップされていない区間はまさに闇、とまではいかないまでも結構暗く、怪しい雰囲気。
ですが、人はたくさんいるので怖くはない。
そんな道をずんずん進んでいくと、なにやら幻想的な音楽が聴こえてくる…
ここは「水香江」。
「蓮の花の盛の頃には、水までもが良い香りがする」という意味だそうです。
現在では遺構を残すのみですが、このライトアップで現代風に水香江を蘇らせるため、LEDとミストで水の清らかな流れを再現したとのこと。
水香江をすぎてさらに奥へと進むと、またライトアップの見所の一つがあります。
池に紅葉が反射していて、より一層美しさが際立ちます!
デジカメの使い方をよく分かっていないこの私がライトアップを綺麗に撮ろうとしても無駄なようで、全然伝わらない写真になってますけども!
この感動は是非直接観て、感じ取ってください。
六義園に来たのはこれが初めてだったのですが、正直な話夜来たのはちょっと失敗だったかな、と思いました。
もちろんライトアップはすごく綺麗で大満足だったのですよ!
「いつもと違う六義園」という意味で楽しむにはとてもいい機会になるライトアップだと思うのですが、如何せん普段の六義園を知らない…
あとまぁ夜間ということで、ライトアップはされているものの、暗いところは暗い。なので、通行禁止になっているところが結構あるんですよね。
いつも庭園に行くと、隅から隅まで見て回るのですが、それが出来なくて残念だったなぁって思いました。
それから、ライトアップということで、幻想的な雰囲気が若者にも受けがいいんでしょうね、デートスポットにもなってました。
こういう庭園って、おばさん軍団とか、老夫婦とか、そういった方々を多く見かけるんですが、六義園は若いカップルが多いこと!
「ライトアップ」の可能性を垣間見た気がしました(笑)
初めてで、余すことなく六義園を楽しみたいなら昼に行く事をおすすめします。
私も今度改めて昼間に行ってみよう…