2015.5.23
早稲田から三ノ輪橋の区間を走る都電荒川線。
沿線上に咲き乱れるバラを観に行って来ました!
昭和60年から荒川区とボランティアが一体となり、荒川線沿線約4kmにバラを植栽し、
春と秋に色とりどりのバラ約140種13,000株が咲き誇り、この時期とても人気スポットとなります。
都電荒川線沿線を走るポタは自転車にハマりだした頃からやろうと思っていて未だ実行できていなかったので、ついでに沿線ポタ、行ってみましょう!
まずは王子駅から沿線沿いを走ってみることにします。
と、行ってもこの辺りはバラは咲いておりません。
とりあえず沿線沿いをふらふらしていると、すぐに次の駅栄町。
ほそーい路地を抜けると梶原駅。駅と駅の間隔がすごく近い!
梶原駅を越えた辺りから道が広くなり、バラが!!
いやいや、咲きすぎでしょ!ってくらい咲いてます。見事すぎる…!
多種多様な種類のバラがところ狭しと咲いています。
種類とか詳しければきっともっと楽しめるだろうなぁ。
残念ながら詳しくないので、ただただ綺麗だ〜すごい〜という感想しか浮かばないです。
まさに”マリアローザ”って感じのピンクのバラ!
荒川車庫前までやって来ました。
5月31日まで、特別電車「都電バラ号」が運行されています。
赤いレトロな車両の先頭には「都電バラ号」と書いてあります。
車内にはバラの造花や写真などで装飾されているそうです。
どこまで続くの〜ってくらい続いています。バラロードです。
赤いバラに埋もれる我が愛車。
ロッソ・パッショーネ!
すこ~し寄り道してあらかわ遊園。
荒川遊園地前を過ぎると、一旦バラロードは途切れます。
この辺は一気に飛ばすかな〜なんて思っていると、神社発見。
尾久八幡神社。
創建は不明、鎌倉時代末期に尾久の地が鎌倉鶴岡八幡宮に寄進された頃に遡ると考えられる。
主祭神は応神天皇。
旧社格は村社。
あと、気になる地図が。
この地図は「尾久村絵図」という江戸時代の古地図。
八幡神社に保存されています。
八幡神社の目の前のこの道は「八幡掘プロムナード」と言われ、音無川から分水した用水路「八幡掘」跡を整備したもの。
なんとこの八幡掘プロムナードは小学生の大発見によって出来たものなんだそうです。
昭和60年に、地域学習をすることになったある児童がもってきた古地図。
そこに今は流れていない何本もの川を見つけます。
不思議に思って町のお年寄りなどを訪ね話を聞く内に、この町には江戸時代から大正時代まで、八幡掘という用水路が存在していたらしいと知りました。
こうした学習を通して、「子供にまちの歴史を学べる場所を」ということで八幡掘プロムナードの整備が決まったそうです。
こういう体験を子供たちが自主的に出来るってすごくいいことだなと思います。
こんな小学生時代を送ってみたかったな〜。
熊野前駅あたりからまたバラロードが復活します。
が、少し雰囲気が変わります。
ここから終点三ノ輪橋まで、線路側にバラが植えられているんです。
この辺は都電に乗っている人目線なんでしょうか。
都電って乗ったことないんですけど、乗ってみたくなりますね。
町屋までやって来ました。
小振りなピンクの薔薇、可愛かったです。
ここからしばらく沿線沿いは走れなくなりますが、少し離れて同じように伸びる道があるのでそちらを走ります。
荒川区役所前と荒川一中前の間あたりでまた都電とこんにちは。
ついに三ノ輪橋到着〜!
三ノ輪橋駅の周りはもうバラで埋め尽くされている様な雰囲気!
駅の周りがもはやバラ園。綺麗です。
この付近は初めて来ましたが、とてもいい雰囲気でした。
昭和を色濃く残した町並みや商店街で、普段はきっと穏やかな街なのでしょうね。
しかしこの季節は文字通り華やいでます。
コースとしてはとても短いですが、都電荒川線沿線が終始のんびりとした雰囲気で、
走っているだけでも楽しいです。
バラも想像以上に咲いていて驚きました。
これがボランティアの方の力で保たれていると思うと頭が下がりますね。
これからも是非続けていってほしいものです。
秋も、来春もまた訪れたいと思います!