2013.7.19
ただの観戦日記なので、ただポタでもなんでもないですけどご了承ください!
ツール・ド・フランス終盤の3週目!
応援しているチームAG2Rのリブロンがステージ優勝を決めました!!
序盤からチームそれぞれの思惑によって逃げが決まらず混沌とした雰囲気が漂ってましたが、その中逃げを決めたリブロン!
最初からAG2Rは集団の前の方に居たので、チームオーダーで「ステージ狙え」的なこと言われてるのかなぁーなんてのんびりワインを飲みながら眺めていました。
集団も落ち着き、逃げが確定し、その中にリブロンの姿も。
この日のステージはラルプ・デュエズという超級の山岳ステージで、1952年に初めてツールドフランスに組み込まれて以来、いくつもの名勝負や伝説が生まれたツールの歴史的にもとても重要な山なんです。
この山で勝つことはクライマーのみならずロードレーサーすべてにとってものすごく名誉のあることで、自転車乗り皆のあこがれの峠と言ってもいい場所ですよね。
私は絶対に登れる気がしませんけど!!行ってはみたい…
しかも今年は記念すべき100回大会ということもあってか、『ラルプデュエズ2回上り』!
その名のとおり、一回上って、下って、もう一回上るんですよ!ww
どういうことなの!ってかんじですけど、そういうことです!
観客もものすごい熱狂で、約12kmの上りに70万〜100万人の人が押し寄せているとか。
鳥取県の総人口が約60万人らしいですよ…
1メートルに約50人の人がひしめき合ってる状態になる計算になるとかで、上りもの最中もこんな状態。
こんな客と近い…どころじゃなくて近すぎるスポーツって他にあるのかな?!
応援や、時にはブーイングの荒らしの中、もういつ観客とぶつかって落車するかとヒヤヒヤする中選手は登っていきます。
そんなすごい山、最初に形成された逃げ集団もだんだんとバラバラになってきて、AG2RのリブロンとBMCのヴァンガーデレンが先頭を走ります。
下りもとても危険で、選手から抗議が出るほど。
リブロンも途中、コースアウト。これが崖だったらと思うと……((((;゚Д゚))))
2回目のラルプデュエズの上りでヴァンガーデレンがアタックをかけ、一人抜け出します。
一時タイム差も1分くらい離れてしまっていて、ヴァンガーデレンは調子も良さそうだったので、あぁーダメかなーなんて思っていたのですが!!
残り2kmの辺りで一気に追いつき、
そして抜き去り…!
この時点で家で大騒ぎでしたよ、私は!
Twitterでも大騒ぎしてほんとすいません…
実は、今大会でフランス人まだ1勝もしてなかったんです。
ツールドフランスで、フランス人が1勝もしないのは、1926年以来起きてない自体だそうで、フランス人選手には結構なプレッシャーが掛かっていたはず。
しかも、前日の個人TTでは、AG2Rのエースであるペローが落車でリタイアしていたんです。
AG2R的には多分今ツールの目標は「総合10位以内」だったと思うので、この時点で9位に居たペローを欠いてしまったのは痛いなんてものでは無かったでしょう。
チーム全体もおそらく、意気消沈としていたと思うのですが、翌ステージでステージ優勝!
チームスタッフも涙を流しながら、勝利を噛み締め喜んでいる姿は、思わず涙が出てしまいました。
いや、正直、ヴァンガードレンを抜き去る辺りから泣いてましたけどね!!ははは!
ジロ・デ・イタリアから本格的にロードレースを観戦し始めて、「何このジャージ、かわいいなぁ〜〜」程度で気になり始めてふんわり応援し始めたのですが、まさかここまでのめり込んでしまうとは…… 楽しいです!!
前日のペローの落車が、悲しかったので、普段より気持ちが入っていたというのもあるんですが、こんなに自分が応援しているチームが勝つということが嬉しいとは思いませんでした。
いつもはあまり輝きを見せないチームなので、逃げに乗ったりしただけでもすごく嬉しいんですが、ステージ優勝なんて!!!
これ、もし新城選手がステージ優勝したりしたら、興奮のあまりご近所から苦情が来るレベルで叫び倒す自信があるなぁ……
スポーツ観戦は野球くらいしかしてなかったのですが、最近はご無沙汰で、久しぶりにスポーツを見て大盛り上がりしました。
いいですね、スポーツって!楽しいなぁ〜!
ツール・ド・フランスも残り3ステージ!いよいよ終わりが近づいて来てしまいました…
終わっちゃうなんて嫌だ!終わったら無気力になりそう!
でもツールが終わっても、来月はブエルタエスパーニャが始まりますし、まだまだ寝不足からは逃れられないですね!
少しでも興味が湧いたら見てみてね!