2016.5.5
GWに山口へ帰省してきました。
実家に帰る度に観光スポットを巡って(勝手に)観光大使ごっこをしていましたが、
もうそろそろネタ切れかな〜と思っていたところ、ありました!
とは言っても、今回は山口県ではなくお隣島根県の「津和野」。
山口県と島根県の県境にあたる場所なので、観光案内等では「萩・津和野」と
一緒くたにされたりしていて山口県なのかな、と錯覚してしまいます。
今回の帰省は3日間だけということもあり、自転車を持って帰らなかったので、車移動。
山口市街からも車で1時間程度で着いてしまうので、まさに小旅行です。
日本五大稲荷のひとつとされる神社。
山口線や国道など離れた場所からでも赤い鳥居が連なる様がよく見えるので
気になっていたのですがやっと訪れることができました。
伏見稲荷神社の千本鳥居さながらな壮観な景色。
ちなみに、「稲成」は漢字を間違えている訳ではなく、願望成就・大願成就の意味が込められていて、あえて「成」という漢字にしているのだそうです。
太鼓谷稲成神社へ登る車道の途中に、津和野城趾へとつづく津和野観光リフトがあります。
徒歩でも上れるのですが、今回は旅の友として妹を連れて行っていたということと、なによりリフトに乗りたいという気持ちの方が勝ったのでリフトで上ることに。
大人往復450円で上まで連れて行ってくれます。約5分程度の空中散歩。
リフトから降りて20分ほどのハイキングを楽しむと、津和野城趾本丸まで辿り着きます。
津和野城は鎌倉時代に30年かけて築城されたものだそうです。
石垣が残るだけではありますが、歩いていると本当に大きなお城だったんだなと実感できます。
兵庫県の竹田城趾が天空の城として最近話題ですが、ここ津和野城も天空の城のように美しいのです。
津和野のメインストリート「殿町通り」。
津和野の街は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されていおり、白壁や歴史を感じる建造物が軒を連ね、歩いているだけでも楽しめます。
津和野の街並に欠かせないのが鯉。小さな掘割に泳ぐ巨大な鯉は子どもたちにも大人気。
掘割まで近く、鯉も巨大なので直接触れてしまいます。
白壁と掘割と鯉が合わさればそれはもう相当情緒ある風景だと思うのですが、
鯉がデカ過ぎて情緒を超えて戦場のようでした。水の中が。
津和野と鯉の関係性をより深めるのに一役買ったと言われるこちらのお米屋さん。
お店の奥に池があり、そこに約500匹の錦鯉が飼われています。
完全にお米屋さんなのですが、「店の奥にどうぞ」という案内が出ているので自由に入って見学が可能です。
お米屋さん自体が昔ながらの雰囲気で、とても懐かしい気持ちになります。
思わずお米をを買いたくなっちゃうんですよね。
人の家なのですが、とっても落ち着きます。
鯉を眺めながら小休憩。
観光地ならではの楽しみ、食べ歩き。津和野でも楽しめます。
こちらは焼きアイス。アツアツのパンの間にひんやりしたアイスを挟んだもの。
アツアツとヒヤヒヤのコラボがおいしい!
津和野のお土産といえば「源氏巻」。
薄いカステラのような生地に餡子を挟んだ長方形の形のお菓子。
津和野の街を歩いていたらそこかしこに源氏巻のお店が建っています。
その中でも面白かったのが、こちらの源氏巻アイス。
源氏巻の生地の中に小豆アイスが包まり円柱状になっています。
これが今の季節に調度いい!源氏巻よりもあっさりとしていて、棒状になっているので食べ歩きに最適です。
茶屋風の建物の「みのや」はこの辺りの郷土料理が楽しめるお店。
今回はふき飯を食べてみました。
甘辛く煮たふきをごはんに混ぜたものと、かぼちゃや山菜などの煮物、お味噌汁などがついています。
このふきごはんすごくおいしかったです。素朴な味わいがお店の雰囲気とマッチしていて旅情をあおられます。
お味噌汁に柚の皮を刻んだものが入っているのですが、これは郷土独特のものなのでしょうかね?
うちの祖母もみそ汁には柚の皮を刻んだものをいれたり、近所のおばあちゃんがお裾分けしてくれた卯の花やレンコンのきんぴらにも柚が入っていたんですよね。
島根は柚が名産なので、その影響なのかな〜。こういうの面白いな〜。
今回は時間もなかったので立ち寄ったスポットは少ないのですが、まだまだ見学スポットは多くあります。
森鴎外の旧宅や西周の旧居、安野光雅美術館、カトリック教会などなど…1日あっても足りないほど見どころ満載です。
さらに、SLやまぐち号が新山口駅から津和野駅まで走っているので、県外からのアクセスも簡単な上楽しめるという1分1秒も飽きさせない旅のプランが組めてしまいます。
GWど真ん中でしたが、人でごった返しているという程でもなくゆったりと散策が楽しめる街津和野。
山口旅行と合わせて津和野へも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?