ただポタ

ポタリングするように、自転車と暮らす。

国分寺崖線と湧水を体感ポタ!お鷹の道・真姿の池湧水群

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今回は、「全国名水百選」と「東京都の名湧水57選」に選ばれている、真姿の池湧水群付近を中心に、国分寺崖線周辺をポタリングしてみたいと思います。

前回、殿ヶ谷戸庭園の回でも軽く紹介しましたが、国分寺崖線について説明してみたいと思います。
しかし相変わらず素人説明ですので、まぁ「大体こんなもの」って感じで漠然と捉えてもらえるとありがたいです。

そもそも崖線って何?

崖線というのは、崖が一定の距離に渡って続いているところのことです。海岸や河岸段丘、台地の端っこの急傾斜になっている部分です。

国分寺崖線は、多摩川が作った河岸段丘の段差になります。

河岸段丘というのは、河川の中流、下流域に沿って発達する階段状の地形のことです。

多摩川が形成した武蔵野台地の段丘は、低位面の立川段丘があり、高位面には武蔵野段丘があります。
その2つの段丘面を分けている崖線が国分寺崖線というわけです。

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まとめて図解するとこんな感じ?

まぁ要するに、多摩川がごりごり削った跡、みたいなことですね。

国分寺崖線ってどの辺?

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国分寺崖線は立川市辺りから、国分寺市・小金井市などを経て、大田区の嶺町付近までに至っています。

世田谷区の等々力渓谷は国分寺崖線の一部なんですね!ぼんやりと行ってみたいなぁ程度だったのが、近いうちに絶対行こう!!に変わりました(笑)

ちなみに、こうした崖のことを武蔵野の方言では「ハケ」と呼ぶそうです。

こんなような基礎知識を知った上でこの周辺を歩くと、倍くらい面白くなるので、知ってて損なしだと思います。

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こういうなんとも無しな風景も、「うおおお!この高低差、崖線ですね!!」っていうテンションになってしまいます。

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ただ苦しいだけだった坂も、「これは今ハケを登っているんだなぁ」とか考えていると、ワクワクした気持ちのまま登れます。

お鷹の道・真姿の池湧水群

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ハケの斜面地の多くは雑木林で覆われ、ハケ下には湧水が多くみられます。
中でも特に有名なのが、国分寺の「お鷹の道・真姿の池湧水群」なんです!

真姿の池湧水群は国分寺崖線の湧水で、多摩川の支流である野川の源流の一つとなっています。

国分寺崖線の下に湧きだす湧水を集めて東に流れるこの川は「元町用水」と呼ばれています。
現在元町用水へは、生活排水を流さないのは勿論、雨水さえも直接流れ込まないようにされているそうで、この川を流れる水はその殆どが湧水なのです。

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どおりで物凄く透き通っている!!

川沿いの道は「お鷹の道」として、整備されています。

遊歩道なので、自転車の走行はダメですよ〜。
押して歩いたのですが、たぶん近くに停めてから歩いたほうがいいかも。

人とすれ違う時に、ちょっと邪魔になる時がありますしね。

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しばらく歩くと、史跡の駅「おたカフェ」というのが見えてきます。
こちらは無料休憩所兼案内所として作られた道の駅です。

名前もカフェだし、いい匂いもするし、中を覗くと完全にカフェなので、カフェ利用しないのに入ってもいいもんだろうか…と戸惑ったのですが、思い切って入ってみると、名産品が売っていたり、パンフレットが置かれていたりで、道の駅として機能していました。

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おたカフェの向かいには、「おたかの道湧水園」という公園施設があります。

このおたかの道湧水園の入園料が100円で、そのチケットをおたカフェで買う、というシステムになっているんです。

おたかの道湧水園は、旧国分寺村の名主・本多家の敷地が国の史跡に追加指定されたことを受け、市立歴史公園(有料)として整備されたところで、園内には武蔵国分寺跡資料館や、湧水源観察ポイントなどがあります。

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こちらが湧水源観察ポイント。
うーむ、遠くてよくわかりませんね!

ここから湧きでた水も、元町用水の一部となって流れていくのですね。

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ちなみに園内も紅葉していて、とても綺麗でした!

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そして!ここが、真姿の池湧水群です。

あ、ほら、湧水のすぐ上、階段ありますよね!
水が湧き出ている場所がハケのすぐ下ってのが分かりますね。

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湧出量は調査当時で1日2938立方メートルだそうです。もうよくわからないほど湧き出てますね!

ひっきりなしに地元の方々が、ペットボトルやポリタンクを持って湧水を汲みに来ていました。

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この湧水群のすぐ西側にあるのが、真姿の池。中島には弁財天が祀られています。

不治の病に冒された玉造小町と言う美しい姫が池の水を浴びたところ病が治癒したという伝説から「真姿の池」と呼ばれているそうです。

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元町用水を下流に向かうと、不動橋という橋のところで、野川と合流していきます。

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橋の向かいには、橋の名前の由来となった不銅像が祀られています。

今度は野川沿いも走ってみたいですねぇ。

崖は見て楽しい、登って楽しい。

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この付近で視線を巡らせると、ふとしたところに崖を見ることが出来ます。

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こうした階段も、崖を登ってるんだなぁ、と眺めると楽しいです。

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自転車で足を伸ばせば伸ばすほど、地形の面白さに触れることが出来ます。
今までなぜ知らなかったのかという後悔と、知れた喜びと自転車を好きになれた感謝をいつも思いながらペダルを回しています。

普段の景色にすこーし興味や疑問を持つことで、とてつもない趣味を見つけることが出来るかも知れませんよ!