23日(ふみのひ)だから目白にある切手の博物館に行ってきたよ!

ポタリング

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皆さん、手紙を書いていますか?
私は全く書いていません。
そんなわけで、本日23日はふみの日!毎月ふみの日は入館無料になる切手の博物館へ行ってみましたよ!
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今回訪れた切手の博物館は目白駅すぐ脇の坂を高田馬場方面へ下って行くと見えてきます。
山手線に乗っていると、目白駅を通過してすぐ見えてきますよね。
上京してはじめて行ってみようと思った博物館ですが、はや数年…やっとのことでやってきました。
通常は200円の入館料が必要なのですが、毎月23日はふみの日ということで入館無料になるんです!
このブログをはじめた当初からここには行こう行こうと思っていたのですが、なぜか23日は忙しい日が重なり遊びにいけなかったのです。

切手の博物館

切手の博物館は、日本と外国の切手を約35万種、封筒類を約15,000枚、図書約10,000冊、雑誌・オークション誌を約1,500種以上有する、国内でも珍しい郵便切手の博物館なのだそうです。
1階の展示室では、3ヶ月毎にテーマを決めて企画展が催されています。
今回は「切手版日本絵画全集展」。3月31日まで開催されています。
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著名な画家のオリジナルデザインの切手や、日本絵画の歴史を古代から近代まで切手で辿れたり、日本絵画を取り上げた外国の切手など、テーマに沿った切手が並んでいて面白かったです。
私達が外国の切手を見てわくわくするのと一緒で、外国の方は日本の切手を見てワクワクしたりするんだろうなぁ。
切手収集を趣味にしている方は割合多く居るイメージなのですが、その気持ちが分かる気がしました。
なんというか、自分だけの美術館が作れるのかなぁと。
小さい紙ではあるけど、中にはしっかりと書き込まれた絵があって、それらを並べることで美術館が出来上がっていくとおもうとすごく面白そう。
収集家というと、「いかに希少で価値があるものを追い求めるか!」というストイックなイメージが先立って浮かんでしまうのですが、単純に「自分が好きなデザイン」を集めていくという面白みが原点なのではないかなーと思いました。

切手雑学も学べる

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他にも「切手のお勉強」パネルがあって、切手の歴史やへぇ〜と唸る情報が書かれていました。
中でも面白かったのが、切手の目打の話。
目打は、あの切手を切り取るためのミシン目上の小さい穴の事。
切手が誕生した当初は目打はなく、ハサミやナイフで切り取っていたそうです。
ある日、レストランで手紙を書いていて、それに切手を貼ろうとしましたがハサミがなく、しょうがなく持っていたピンで切手と切手の間に穴を開けていき切り離したんだそうです。
これが切手の目打が生まれたきっかけなんだそうです。
切手といえば、あのミシン目の打目!ってかんじしますもんね〜
こんな生活の知恵的な感じで生まれたんですね!

2階は図書館です

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2階へとあがっていくと、図書室があります。
切手に関する本や雑誌が閲覧出来ます。
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図書室の一角には、切手の博物館創設者「水原明窓の書斎」があります。
水原明窓は、日本、外国の切手カタログの編集、発行、国内初の全国切手展の開催やジュニアの育成など、生涯、郵便文化の普及と発展に尽力した人物で、切手の収集家としても世界的に有名な人だったそうです。
水原明窓の言葉で、「切手は無言の外交官」という名言があったのですが、これがとても印象に残りました。
切手のデザインに自国の豊かなところを描き、外国へと切手によって渡ることで諸外国へのアピールに利用したり、戦争中は強さアピールや反戦メッセージなどに広く利用された切手にぴったりの言葉だなと思いました。

ショップも充実!

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有料コーナー内にあるスーベニア・コーナー
オリジナルのミュージアムグッズや、世界各国の郵便グッズ、絵葉書、外国切手などが販売されています。
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こちらは入場無料エリアにあるミュージアムショップ。
世界各国から輸入された話題の新発行切手や日本の切手など6万種以上を取り扱っているそうです。
本当にすごい数で、ここに行けば大抵の切手は揃っちゃうんじゃないかと思うくらい…

たまには手紙もいいかもしれないなぁ

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冒頭にも書きましたけど、手紙を全くと言っていいほど書いていません。
電話やメールが発達して、それからさらにTwitterやFacebook、LINEなどのSNSが浸透して手紙という手段はなかなか使われにくいものになっていると思います。
まぁ、こんなありきたりなことを言った所でどうということはないでしょうけども、実際にこういう場所へ行って、見て、体感して、当たり前のことを再認識するという作業はとても大切なことだなと思います。
切手の博物館に行って、ミュージアムショップで切手を買って、たまには手紙を書いてみるのもいいかもしれませんね。