都民の日スペシャル -無料入園満喫めぐり- 前編

ポタリング

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都民の日とは、

「1889年5月1日に、東京府下に東京市が設置されたが、この時点では市制特例により東京市長を置かず、東京府知事がその職務を執行していた。
1898年10月1日に市制特例が廃止され、東京市は一般市となった。この10月1日を記念して、1952年9月27日に東京都が「都民の日条例」を制定し、同年10月1日から施行した。」※出展wikipwdia

という日だそうですが、正直この都民の日というものを初めて意識したのが今年になります。
意識したのが、というよりも初めて知りました都民の日。

日々公園巡りや博物館巡りをしているときに「都民の日は入園無料」と書いてあるのを至るところで見かけたのが都民の日を知るきっかけとなりました。

調べてみると、都が運営している施設が入園無料とのこと!
これはただポタとしては巡らなくてはなるまい!ということで巡ってきましたよー!

台風がなんとも心配だったのですが、無事通過して、晴天!
秋風香る…というよりも暑い日差しの中ペダルを踏みます。

小石川後楽園

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まず最初に訪れたのは「小石川後楽園」
江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、その中屋敷(後に上屋敷となる)として造ったもので二代藩主の光圀の代に完成した庭園だそうです。

後楽園という名前は、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から名づけられました。

岡山にある後楽園と名前の由来は同じですね。
1923年(大正12年)3月7日、国の史跡および名勝に指定された時に、区別するため「小石川」と冠されたそうです。

普段の入園料は300円ですがこの日はタダ!すーっと庭園の中へ入っていきます。

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入ってまず眼前に広がる大泉水。蓬莱島と徳大寺石を配し、琵琶湖を表現した景色を造り出しているそうで、昔はこの池で舟遊びをしたとか。

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こちらは円月橋。
水面に映る形が満月のように見えることから付けられた名称。
どうにも水辺というのがとても好きで、とくにこういった石造りのアーチ状の橋が架かっているとわくわくしてしまいます。

IMG_1498 この橋は通天橋。
紅葉の時期になると朱塗りの橋をより一層引き立ててくれるんでしょうね。

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小廬山の頂上からは庭園が見渡せます。

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庭園の向こう側には後楽園球場の屋根がちらり。

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個人的にこの庭園で好きなとこは、豊かな緑と歴史ある建造物などある中、視線を少し上げると高層ビルが立ち並んでいるところ。隣には遊園地があったり球場があったり…。騒がしさの中に存在する静かな場所というのをひしひしと感じるのがいいな、と思いました。

すごいセコい話ですけど、300円払ったら1日丸々使ってこの庭園を散策したり椅子に座って池を眺めながらぼーっとしてみたりしたでしょうけど、なにせタダなのでね…クルッと一周りして出てきました。

まだまだ行くところありますし、時間も限られているのでね。
今回のテーマは浅く広く!ということで。

次に向かうのは、江戸東京博物館!
後楽園を出て東京ドームを右手に東へ直進。本郷通りを右折し、すぐ蔵前橋通りへと入り、ぐんぐん進んでいきます。隅田川を渡ると、そこはもう両国!約5kmの道のり!自転車だとあっという間です!

駐輪場も敷地内にあります。バスとかがいっぱい停まっているところのさらに奥に専用駐輪場ありますよ。
公式サイトにも駐輪場の案内乗ってないし、検索しても出てこないので、存在しないと思っていたんですが、門のところに居た警備員さんに聞いたら「中にありますよー」って教えて下さいました。

こういった施設のサイトに、最寄り駅や駐車場の案内は書いてあっても、駐輪場の案内は載ってないこと多いと思うんですけどどうなんでしょうね。

路上に止めるな!って言う割に駐輪場の案内は分かりやすく書いてないから「一体どうすればいいんだ!!」ってよくなります。

まぁ、そんな自転車事情は置いといて…

江戸東京博物館

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江戸東京博物館は、江戸東京の歴史と文化について、豊富な資料や復元模型をとおして楽しみながら学べる博物館です。

実は前々から行ってみたかったのですが、「600円かー…近くに行った時に寄ってみよ」と思って結局一度も寄り付かずにいた場所。今回念願かなって行けました!わーい

無料で入れるのは常設展示のみですが、それでも物凄いボリューム!
まずは3階のメインエレベーターを使って6階にあがります。

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入り口を潜ると目に入ってくるのは日本橋!でかいです!

こういった博物館って写真撮ったらダメなイメージでしたが、案外大丈夫みたいですねぇ。
そんなわけでパシャパシャとiphoneさんで撮ってきました。

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6階から順に、江戸ゾーンと東京ゾーンに分かれていて、江戸ゾーンでは武士の暮らしや、町人の暮らし、商業、江戸の美など生活や文化などを学ぶことができます。実際に触ったりして体験できる展示もあるので、楽しんで学べますね。

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個人的に浮世絵の制作過程の展示のところがとても好きでした。

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東京ゾーンでは、文明開化や産業革命、関東大震災、東京大空襲、戦後など順路に沿って進んでいくだけで歴史の流れを体感できます。

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明治・大正あたりはとても好きなので、再現された模型にワクワク感を隠せずにいました。
なにがどう好きなんだって尋ねられてもちゃんと答えられないんですけど、「とにかくこう和と洋が混ざり合ったというか、和から洋への進化の過程というか、洋風になりつつあるけど、まだまだ日本独特な感じがたまらんのです!」というよくわからない理由なんです。

それを肌で感じる事のできる展示が満載でした。

1階にはミュージアムショップがあって、古地図とかが売ってありましたよ。
本気で欲しい。買おうと手にとったはいいんですが、種類がいっぱいありすぎてどれがいいのやら…となったので一旦保留。ミュージアムショップへはいつでも入れるので、次来た時には買おうかなと思ってます。古地図。

後編へ続く…

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そんなこんなでかなり長くなってしまったので、前編として区切ります。