宇都宮を観光ポタ!〜大谷石採掘場跡で地下探検その2〜

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前回の続き、石の里大谷ポタです。
今回こそは地下へ潜入ですよ!

大谷資料館

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大谷景観公園からとても近い場所にある、大谷資料館です。
実はここが今回の宇都宮旅のメイン!
下調べの時から徐々に餃子<大谷石の状態になっていたんです。
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入口から砂利道を進んでいくのですが、だーーれもいなくてホントに有るのか不安になりました(笑)
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ふれあい広場という自販機コーナーでさえも大谷石に囲まれていてなんかすごい…
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こちらが大谷資料館。
資料館本体は極普通の建物なんですね。シンプル!
入場料は大人600円です。払って損なし!むしろお得!
この資料館は大谷石の採掘の歴史が分かる資料館です。
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受付の奥の展示場には、採掘が本格的に始まった江戸中期から昭和34年頃までの手堀り時代の道具や採掘方法、運搬の移り変わりなどの資料が展示されています。
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大谷石のカタログとかもあったんですね〜。
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大谷石をPRするための石像建築模型ですって。こういう置物あったらほしい。

いざ!地下へ!

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受付の右手側には展示場とは別に、扉があります。
これがこの資料館の醍醐味!地下採掘場跡。
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いよいよ下に降りていくよ〜!!わくわくがとまらない!
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どんどん下へ…もはや日本とは思えないような雰囲気に!ドキドキ!
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そして広がる地下空間!!!!
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この坑内は、大正8年から昭和61年まで採掘が行われていたそうで、広さは東京ドームが1つ入ってしまうほどの大きさなんですって!
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切り出された石は約1000万本で、まさに地下の巨大な建造物といった感じ。
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昭和34年頃までは手掘りで採掘を行っていたそうで、これはその跡。
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昭和35年になると、採掘が完全に機会化されます。
この縦のみぞは、丸のこ式平場採掘機という機械で切り出した、機械化初期の掘り跡だそうです。
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深さが30mもあるこの坑内の年間の平均気温は7℃。ほぼ冷蔵庫と同じ。
このため、米のたくさん余った昭和45年には、坑内に約90,000俵の政府米が保管されたそうです。
現在では、野菜やくだもの、ワイン、日本酒の貯蔵庫としても利用されています。
この日の坑内気温は4℃!!
最初はまだ自転車で走ってホカホカしていてよかったのですが、しばらくすると寒いったらない!
受付で毛布を貸し出ししていたので、寒さに弱い方は持っていったほうがいいですね。
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夏行くと気持ちいいでしょうね〜。

大谷石とフランク・ロイド・ライト

フランク・ロイド・ライトは、アメリカが生んだ20世紀最高の建築の巨匠です。
目白にある自由学園明日館もフランク・ロイド・ライト設計ですよね。
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そして1922年に完成した旧帝国ホテルもフランク・ロイド・ライト設計。
このホテルの至る所に幾何学的な彫刻が施され、これに大谷石が使われていたそう。
関東大震災の時、旧帝国ホテルは崩壊を免れ、それにより建築材として大谷石の評価も一段と高まったんだそうです。
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民芸店とカフェのある建物内に、帝国ホテルロビーの壁面彫刻レプリカが展示してあります。
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ちなみに民芸店はこんなかんじ。
大谷石のコースターとか置物とか色々有りました。

日本最古の石仏「大谷観音」

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さて、市街の方へ帰るか…と思って自転車にまたがってすぐに「大谷観音はこちら」と案内を示す看板が気になりだしました。しかも徒歩3分とか書いてあるし…せっかくだし、行ってみるか、と。
「暗くなっちゃうし微妙そうだったらすぐ引き返そう〜」とかのんきに行ってみました。
のんきな気持ちはどこへやら、いつのまにか拝観料300円払って中に居ました。
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だって、これすごい!天然の洞窟の中にすっぽりとお寺が!
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かぁぁっこいいい!!!
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建物自体もかなり歴史を感じます。
中に入ると、奥の方に大谷観音様がいらっしゃいました。
…というか、建物内はすべて撮影禁止なのでこれはもう是非自分の目で見ていただきたい。
平安時代初期に弘法大師が彫ったとされる大谷観音は岩掘の高さ4mの千手観音で、磨崖仏としては日本最古。
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宝物館の見学も拝観料300円に含まれているので、こちらにも行ってみましょう。
しかしながら勿論こちらも撮影禁止なので写真はありません。
縄文最古の人骨が展示されていました。
宝物館を後にして、お寺の奥へ。
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赤いお堂は弁天堂で、弁財天が祀られています。
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そして、その隣にはこんな白蛇が。
昔、この池に毒蛇が住んでいて、毒をまき人々を困らせていましたが、弘法大師がこの毒蛇を退治し、心を入れ替えた毒蛇が白蛇となり弁財天にお仕えしているという伝説が残っているそうです。
参拝後にこの白蛇の頭を軽くさすると、ご利益があるらしいですよ。なでなで…
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さらに奥には、御止山への登山口があります。
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この山は、自然の奇岩群と、赤松の織りなす風光明媚な景勝が「陸の松島」と賞賛され、国の名勝に指定されています。
登山出来るようになっているようですが、自然の景観を守るために安全柵などの設備はないそうです。
私が行った時は、暗くなる直前だったのでもう閉鎖されていました。
登る時は受付に申し出てから気をつけて登ってくださいね、とのことです。

巨大石仏平和観音

大谷寺から出る時に、「平和観音も良かったら見て帰ってくださいね〜近いので」と言われたので、行ってみることに。
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大谷公園の中に佇む平和観音ですが、予想以上に大きくてびっくりしました(笑)
下の方に小さく写っているので我が愛車ANTICOちゃん。
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戦没者の慰霊と世界平和を祈念して、昭和初期に自然の岩壁に直接彫られた高さが27mを誇る観音様。
昭和23年より6年をかけ、総手彫りで製作されたんだそうです。
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階段があったので登ってみることに。
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おお〜高い!いい景色!
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これが観音様の広い背中…

餃子に負けず劣らず大谷石!

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予定では明るい内に市内も回るはずだったのに、もう大谷を出る頃にはほぼ暗くなっていました。
そのくらい時間を忘れて楽しめる町、大谷。
餃子がメインになりがちな宇都宮ですが、大谷に行ってこそ真の宇都宮を知れる!(?)
石に興味なんてなくても、とにかく楽しめるスポットだと思います。
また行きたいなぁ〜。