2013.1.18
今回は山口県から少しはみ出して、北九州市は門司港を散歩です。
「門司港レトロ」と言われているだけあって、レトロな雰囲気満載の町並みにテンション上がりっぱなしでした!
当初の予定では輪行して下関まで行って、関門トンネル人道を通って、門司港まで走ろうと思ってたんですけど、この日は雨と強風で完全に自転車日和ではなかったので断念して、単純に電車で行ってきました。
なので、今回は「散歩」なのです。
門司港は何度か行ってるんですが、いつも下関のついでとか、小倉からの帰りについでに立ち寄ったり、とかでじっくりゆっくり観光したことは無かったので、新鮮な気持ちで見て回ってきましたよ。
大正3年に旧門司駅として開業し、昭和63年に鉄道駅舎では初の国の重要文化財に指定されたそうです。
八角形の塔屋とオレンジの外壁が鮮やかなこちらの建物は、旧大阪商船。
大正6年に建てられた大阪商船門司支店を修復したものだそうです。
現在はギャラリーになっていて、内部を見学できるようになっています。
1ヶ月の間に60隻もの客船が諸外国へと出航していた門司港の拠点として大阪商船ビルは存在していました。そのため、船に関する展示が抱負に置いてあります。
大正10年に三井物産の接客、宿泊施設として建築されたものだそうです。
アインシュタイン博士が全国公演する為に来日した際に、ここに宿泊したとか。
1階はレストランやイベントホールになっていて、
2階はアインシュタインメモリアルルームを、門司出身の女流作家林芙美子の資料室があります。
おみやげや、地元の海産物、雑貨屋、レストランなどの複合商業施設「海峡プラザ」。
門司港と言えば焼きカレー発祥の地!ということで、ここでご当地グルメの焼きカレーを食べました。
普通は欧風カレーで作るんだと思うんですが、このお店はインドカレーの店だったので、ちょっとイレギュラーな感じに(笑)
焼きカレーは今まで食べたことない感じが新鮮でおいしいし、更にナンがとっても美味しい。
門司港には海峡プラザ内にも、その他の場所でもたくさんの焼きカレー屋が点在しているので、散策のついでに焼きカレーを食べ比べなんてことも出来なくもないですよ。
帝政ロシアが中国に建築した東清鉄道オフィスを、北九州市と大連市の友好都市締結15周年を記念して複製建築した「国際友好記念図書館」
明治42年の門司税関発足を契機に、明治45年に建てられた煉瓦造り瓦葺2階建構造の建築物。
昭和初期まで税関庁舎として使用されていたそうですが、現在は休憩所や税関PRコーナーなどのスペースになっていて自由に見学可能です。
2階から更にほそっこい階段を上ると展望室に辿り着きます。
展望室と言っても、人が5人来るといっぱいいっぱいになるような小さいスペースでした。
全国で最大級の歩行者専用のはね橋、ブルーウィングもじ。
恋人たちの架け橋として人気のデートスポットになっているそうです。
…へぇ…
橋の向こうにそびえ立つ建物は、高層マンション「レトロハイマート」
この31階に「門司港レトロ展望室」があります。
この日はちょっと時間がなかったので登らなかったのですが、
この辺り一体では一際高く、目立つ建物なので、門司港を一望できるスポットなんでしょうね。
ブルーウィングもじを渡ってから、海沿いを歩きます。
鬼のような強風に襲われ、死ぬかと思いました。
船ってなんかテンション上がりますよね。
片道390円で、自転車を乗せる場合は+200円かかります。
唐戸市場が見えて来ましたよ〜。
わずか5分の船旅ですが楽しかった!
下関も色々見たかったけど、時間がなくてほぼ通過しただけみたいになってしまった…
こちらカモンワーフ。
関門自慢の海の幸を中心としたレストランや土産物店が立ち並ぶシーサイドモールです。
下関といえばフグ!
カモンワーフにもフグ料理を楽しめるお店や、お土産がたくさんありますよ。
これはしものせき水族館「海響館」
下関ならでは、世界のフグ約100種類などが展示されています。
宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地巌流島への船はココからでていますよ!
昨年、2012年は巌流島の決闘400周年だったそうです。
巌流島は行ったことがないので、今度は是非行きたい!
屋根に突出した塔屋がひときわ印象的なこの建物は、大正4年(1915)に秋田商会の事務所兼住居として建てられたも旧秋田商会ビル。
現在は観光情報センターとして、建物の中に入ることができます。
道路を挟んですぐ隣には「下関南部町郵便局」があります。
明治33年に建てられた下関に現存する一番古い西洋建築だそうです。
レトロは門司港だけでなく、海を渡っても残っていました。
唐戸からバスで10分弱、下関駅まで移動して来ました。
てっぺんの球体が気になるこの建物は、「海峡ゆめタワー」
高さ153メートルの下関のランドマークタワーです。
展望室からは関門海峡はもちろん、対岸の門司も一望できますよ。
逆に門司からも、この建物はよくみえます。
今地図を広げてみると、自転車で走れなかったのがとても悔やまれるほど楽しい街でした。
自転車であれば、もっと足を伸ばせて色んな所を見れたのになぁ〜と思ってしまいます。
こういう時に自転車のすばらしさを再認識しますね。
でも、この日無理矢理にでも自転車で行っていたら、完全に拷問に近いものを感じていたかもしれません…
寒さと雨と強風で、観光どころじゃなかった気がします。
そういう意味では、狭い範囲ではありましたが、歩きでのんびり散策して良かったかもしれないです。
次回は、これでもかっていうくらいの自転車日和に門司・下関を楽しんでやろうと、リベンジを誓いましたとさ。