紅葉スタンプラリー2つ目!殿ヶ谷戸庭園で紅葉鑑賞

ポタリング

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今回は以前から開始している紅葉スタンプラリーの為に、国分寺の殿ヶ谷戸庭園へやって来ました!
この庭園は東京都指定名勝に指定されています。

入園料が150円かかるので、厳密にはただポタではなく、安ポタです。

元々この庭園は、大正2年~4年に江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘として整備され、昭和4年には三菱財閥の岩崎家の別邸となった場所です。

駅のほど近くですが、武蔵野の地形をうまく利用して造られていて、自然植生が良好な状態で保存されています。
そのため、昔武蔵野に自生していた野草や昆虫などが数多く見られるのだそうです。

まずはスタンプラリー

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売札所へ続く道には、たくさんのモッコクが植えられています。
これは岩崎氏が好んだ樹木で、園内に300本も植えられているそうです。モッコク庭園と呼ばれていたとか。

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売札所のすぐ目の前にスタンプ台がありました!
2つ目ゲットだぜー

園内の見所

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まず大芝生が目の前に広がります。
紅葉ど真ん中に行って正解でした!庭園と紅葉はとてもよく合いますよね。

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やはり皆さん考えることは同じなようで、とても多くの人が訪れていました。
奥様集団から、写真を熱心に撮る方々まで。

写真は3歩歩くごとに撮りたくなっちゃいます。
この見ている風景をどうにかして持って帰りたいって思っちゃうんですよねぇ。

まぁ写真下手くそなんで、持って帰れて無いんですけどね…!

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順路通り進んでいると、萩のトンネルがあります。
今の時期は、花は咲いていませんが、萩の葉が黄葉していました。

萩の葉って、「黄葉」なんですね。黄色に囲まれると圧巻です。

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隙間から上を覗くと「紅葉」が見えます。おおー。

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次郎弁天の池。
この池の水は、自然湧水なのです。池の西側にある湧水からの水を溜めています。

景観も見事ですねぇ。水と紅葉もまた最強タッグ。

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こちらは紅葉亭。
名前通り、紅葉鑑賞スポットとしては園内1!

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岩崎家が所有していた時代に茶室として造られたものだそうです。

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紅葉亭から池を見下ろす。
ここでお茶を飲みながら、ゆったりと紅葉を眺めるなんて素敵ですねぇ。

国分寺崖線と湧水

いや、もうこれが書きたかったんだろって言われたら否定出来ないんですけども…
これを機会に、今「崖線ブーム」来てます、個人的に!!

崖線というのは、簡単に言うと、崖が一定の距離に渡って続いているところです。
国分寺崖線というのは、昔々に武蔵野台地が多摩川の流れによって削られてできた河岸段丘の跡のことです。

まぁ、この辺のことは次回詳しくやるつもりなんですけどね!

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殿ヶ谷戸庭園は、国分寺崖線の南の縁にあり、その段丘崖を含んだ地形をうまく利用して造られているんです。

まぁ要するに、高低差が見事なのです!

紅葉亭は崖の上にあり、次郎弁天池は園内で一番低い場所にあります。
一応順路としては、池へ向かい、紅葉亭へ行くというルートなので、

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池へ向かって下り、

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紅葉亭へ登っていきます。

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そして、崖線と切っても切り離せない関係の湧水。
崖線にはたくさんの湧水源があります。これもそのひとつなんですね。

うーむ、自転車でこういう庭園や公園を回り始めた頃はただ「おーきれいだー」で終わっていたのに、最近は楽しみ方を分かってきた気がする…(笑)

本館

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こちらは、岩崎氏の別邸として、昭和9年に建てられた洋館で、内部は日本間と洋間が融和した和洋折衷の形式となっていたそうです。

ちょっと覗くと、なにやら展示が。入口にも展示室って書かれてるし、入っていいのだろうか…?と最初戸惑ってしまいました。

中に入ると、企画展として「殿ヶ谷戸庭園のあゆみ」と称して庭園に関係する歴史や背景が紹介されていました。

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歴史を学べるのは勿論、建物の内部に入れるというのはいいですよね。

室内からの景色とかもまた違った味わいです。

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暖炉もカッコいいですねぇ。

今が丁度見頃です!お早めに!

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やっぱり庭園と紅葉って、相性抜群ですね。
普段は緑色が多いけど、この時期は一面に赤色。見惚れちゃいます。

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崖線による高低差と、園内の落ち着いた雰囲気がとても気に入って、年間パス買いたいと思うくらいです。