ただポタ

ポタリングするように、自転車と暮らす。

道祖神と出会う。〜安曇野散歩〜 前編

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冬の18きっぷ旅第4段。

今年初電車旅。今回向かうのは長野県安曇野市。
はっきり言って、このために18きっぷ購入したと言っても過言ではないです。
他の場所は計画立てていませんでしたが、ここだけは絶対に行こうと思っていたのです。

道祖神に会うために…!

安曇野へ

今回自転車を連れて行くか大いに迷いましたが、今年は「徒歩旅行」も織り交ぜて行きたいと思っていたので、今回はお留守番してもらうことに。

もうお馴染みと化してしまった、始発の中央本線で西へ。
もはや通勤?っていう位慣れたもんです(笑)

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というわけで、色々すっとばして、岡谷で乗り換え!
こっからは2両編成のワンマン列車。ホームも0番線というなんとなくわくわくする響き。

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のんびり車窓を眺めながらまったりした時間を過ごしていたら、だんだんと景色が白く…
あれ、これ雪?!寒いとは思っていたけどまさかうっすら雪化粧とは。最近流行りのナチュラルメイクでキレイやないか…

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穂高が近くなるにつれて雪化粧はなくなりましたが、北アルプスをハッキリと眺めることが出来るようになりました。
山を眺めながらっていうのはこれまで何度もあり、いつも穏やかな気持になるのがすきだったんですが、北アルプスはなんだか、こう…圧倒される存在感を放っている様が恐怖に近いような感情を沸き立たせるものだな、と思いました。

レベルの違いを感じたというか。さすがだなーと。美しいです。

穂高駅に到着

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北アルプスに目を奪われながら車窓を眺めているとあっというまに穂高に到着です。

ホームに降り立った時から気になっていたんですが、駅舎が完全に神社建築だな〜と。
観光案内所で聞いてみたら、ディスティネーションキャンペーンの際に建て替えたものだそうで、付近の沿線上の駅舎は駅にちなんだものをイメージして造られているそうです。

穂高は穂高神社をイメージして造られているので、神社建築だったんですね。

道祖神を探して

安曇野市は約600体の道祖神が存在しており、全国でも珍しい道祖神の街です。

道祖神とは、集落の境や道の辻、三叉路などに建つ路端の神。厄災が村に入ってこないようにするために建てられる村の守り神として信仰され、さらに子孫繁栄の神としても知られています。

石仏探し好きとしては、ここは楽園です。まじで。
適当に歩いていても道祖神を筆頭に様々な石仏と出会うことが出来るのです。
犬も歩けば道祖神にあたる…。

観光案内所で頂いた道祖神めぐりマップを元に、穂高の見所も見て回ることにします。

穂高神社

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ふふふ…駅から少し歩いただけでもうありましたよ道祖神
毎度ながら一人ですが、もうニヤニヤが止まりませんねぇ〜

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道祖神は甲信越や関東に見られるものですが、双体道祖神が多く見られるのは甲信越地方の特色なのではないかと勝手な憶測を述べておきます。
関東、というか東京では道祖神事態レアですが、あったとしてもほとんど文字塔なんですよ。

なので双体像を見れるだけでワクワクです。

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穂高神社にやって来ました。

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主祭神:穂高見命、綿津見命、瓊々杵命
社格:式内社、信濃国三宮、旧国幣小社、別表神社

上高地に奥宮があり、「日本アルプスの総鎮守」と呼ばれている由緒ある神社なのです。

毎年9月27日に「御船祭」と呼ばれる例大祭があるのですが、海無し県長野でなぜ船?と疑問を持たれることが多いそうです。

古事記を知ってればわかると思いますが、主祭神に綿津見命が祀られているんですよね。
ワタツミは海の神ですので、船と繋がるわけです。

ではなぜ、海神が祀られているのか。
それは、このあたりを建郡したといわれる安曇氏は元々北九州市を中心として栄え、海運を司っていた氏族だったのです。そしてその祖神が穂高見命とされています。さらにその穂高見命の父神が綿津見命なのです。

古事記に登場する神々をうっすらでも知っていれば、疑問を解消する糸口になるので、とても面白いです。

その他の石仏達

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道祖神マップ片手に探し歩いているわけですが、一箇所一体というわけではなく、「石仏群」といった様に何体か並び立っています。
しかし、大体の場合、道祖神ばっかりではなくてその他の石仏たちと並んで居ることが多いのです。

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特に一緒に建っていることが多いのは、庚申塔と二十三夜塔。

庚申塔とは、庚申信仰に基いて建てられた石塔のことです。

庚申信仰とは、庚申の日に、寝ている間に体内に住んでいると云われる「さんしの虫」が天帝に悪事の報告をするのを防ぐため、夜通し眠らずに集団で賑やかに過ごすという民間信仰。この庚申講を3年間(18回)行ったら講の成果として庚申塔が建てられる。

二十三夜塔とは、月齢23の月の日に講を組織した人が集まって、月の出を待つ月行事「月待」にまつわる塔。
月待は他に、十五夜、十六夜、十九夜、二十二夜などがある。

庚申塔は、全国に多く分布が見られ、東京でも結構見つけます。
お地蔵様と肩を並べるほど見かけますよ。個人的には庚申塔を見つけるとテンション上がります。なぜか。

逆に二十三夜塔は東京ではあまり見かけないですね。八王子で見かけたことはありますが、23区ではあまり無いんじゃないかと。ちゃんと調べてないですけど。

庚申塔や二十三夜塔の他にも、馬頭観世音や聖観音、如意輪観音、地蔵菩薩、大黒天、恵比寿などなど、石仏好きにはお馴染みのラインナップを堪能できるのがここ安曇野!

それだけ民間信仰が篤く信仰され、大事にされてきた土地なのだろうなぁと思います。

後篇へ続く

1回で終わらせるつもりだったんですけどねぇ〜…全然終わりやしねぇ!
石仏の話一生懸命減らしたつもりなんだけども…

まだ終わりそうになりので続きは次回。