ただポタ

ポタリングするように、自転車と暮らす。

身延山久遠寺をのんびり散策

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冬の18きっぷ第二弾。

今回の18きっぷはこれといって使い道を考えずに購入したので、なんとなく「身延線に乗ってみたい」と思ったという理由で身延山に行ってみることにした、またもゆる旅。

なんか18きっぷ使って東に向かう気がしなくて…。車窓の山並みが綺麗だし、人が少ないからなぁ。

身延線

甲府から身延線に乗り換え。接続に2分しかない上に、どこに車両があるのかよく分からなくて軽パニックでダッシュしたらなんとか間に合いました。

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ガラガラの車両でのんびり進む。

車窓の旅を決め込もうと思っていたのですが、まさかの濃霧!
ほっとんど景色は見えませんが、ちょっとミステリアスな雰囲気でこれはこれでなかなか。

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だんだん日差しが差してきて、景色を楽しめるようになってきました。
うーむ、こののんびり感たまらん。

身延山へ

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甲府から90分くらいで身延駅に到着。

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ここからはバスで身延山へ向かいます。約20分くらいのバス移動。知らない街のバスって、すごいワクワクする。

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身延山三門の近くまで運んでくれたバスとお別れして、参道を歩き、久遠寺を目指します。

身延山久遠寺

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目の前にどーーんと建つ三門!
この門が観たくて来たと言っても過言ではないのです。日本三大門に数えられています。

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三門をくぐると、少し上り坂になった参道があります。杉の木に囲まれ、静かで澄んだ時間が流れています。

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目の前に立ちはだかる階段はなんと全部で287段ある「菩提梯」。
登り切れば涅槃に達するという意味の梯は、南無妙法蓮華経の7字になぞらえ、7区画に分けられています。

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一歩一歩ゆっくり登れば問題なく登れますが、一段一段の段差が高いので、結構キツイです。

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この石段の他に、女坂と男坂もあるので、好きなコースで登ってみましょうー。

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辿り着いた!
山の風が冷たくて澄み渡っていて気持ちいいです。ずっと佇んでいられる…

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1985年、日蓮聖人700遠忌の主要記念事業として再建されたという、本堂。

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山を背負って立つ寺院はやはり美しいですね。

久遠寺って?

身延山久遠寺は、日蓮宗の総本山です。

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日蓮宗の開祖、日蓮聖人が最後の9年間を過ごしたのが、身延山だったのです。

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病を癒すためと、両親の墓参りのため、常陸の国に向かう途中、武蔵国池上で亡くなってしまいますが、「どこで死んだとしても墓は身延に建てて欲しい」という日蓮聖人の遺言により身延山にお祀りされています。

上の写真は久遠寺からすぐ近くにある、日蓮聖人のお墓です。

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三門から徒歩5分程度なので、行って置くといいと思います。

ロープウェイで身延山頂へ

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登山道が用意されていますが、今回は登りのみロープウェイという文明の利器を利用することにしました。現代人〜。

片道7分であっという間に標高1153mの頂上へと連れて行ってくれます。

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完全貸切で、ガイドさんと二人。

登っている間、ガイドさんは用意された案内を言っていたのですが、急に「あ!鹿!鹿いますよ!」って教えてくれました。

マニュアルが用意してありそうなあのよく聞くガイドボイスから、突然普通の喋り方になって教えてくれたガイドさん、可愛かったです。

周りの山から狩猟で追われた鹿たちが、禁猟区である身延山に逃げて来ているそうで、朝はたまに見かけるそうです。

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山頂駅に到着。山頂駅にはお土産屋さんと食事どころが併設されています。

最近トラベラーズノートにスタンプを集めているので、スタッフさんに「スタンプとかってありますか?」って軽い気持ちで聞いてみたら、「ここには今なくなっちゃったんだけど、下にならあるかも」とわざわざ電話で聞いてくれたり、別の場所から持って来てくれたり、とても親切にして頂きました。

気温は低かったですが、心は温まりました。ほっこり〜

絶景

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標高1153mの景色、素晴らしすぎます!!!
前日に降った雨が空気を綺麗にしてくれたようで、最高のタイミングでした。

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富士山もクッキリ!

北側の展望台からは、七面山、早川渓谷、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰を望む大パノラマが広がります。
ちょっと凄すぎて終始笑ってました。

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なんかこの景色を見たときに、ロープウェイで登った事を後悔しました。
きっと自分の足で登った後に見るこの景色は全く違うものに映ったでしょうし、何倍も感動出来たのだろうなぁ、と思うと少し悔しい。

次回は絶対自力で登ってこの景色に辿り着くぞ!

奥之院思親閣

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日蓮聖人が山頂に登り、故郷房州安房の両親を思い回向した場所とされる、山頂にあるお堂。

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親を思うお堂で、思親閣と呼ばれるようになったそうです。

下山道を行く

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思親閣から下山道へ出ることができます。

ハイキングコースは東と西があり、今回は東。
東の方が距離は短いのですが、斜度がキツめ。西は距離が長くて斜度が緩め。

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山門から思親閣まで五十丁(5.5km)。石柱で今どの辺りかわかります。

後で地元出身の売店の方とお話ししていたとき聞いたのですが、昔は地元の学校は身延山への登山行事があったそうです。

高校生は東から登り、西へ下山。
小学生は、西ルートで登り、ロープウェイで下山するそう。1年生からいきなり登るそうですよ。

す、すげぇ。負けてられんな、と思いました。ロープウェイとか甘ったれてすいませんでした!

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しかしながら、いざ東ルートで下山してみると、予想以上の勾配で、石ころに足を取られるし、地味にキツイ…

山頂での次回への決意が早くも薄れる瞬間…。いや、西ルートなら小学生でも登れるんだ!諦めるな私!

参道の見所

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下山ルートだと最初に見えてくるのは「東照宮祠」
徳川家康が亡くなった時、側室のお万の方が身延山に詣で、法会を営み、この祠がこの地に建てられたそうです。

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頂上から十丁降りてきた、四十丁目にある「お水屋」
日蓮聖人の喉の渇きを潤そうと、弟子の日朗上人が山頂よりこの地に下り、清水を汲んで聖人に給仕したと伝えられる日朗上人井戸があります。

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奥之院への参道の丁度中間地点にある「大光坊」

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大黒堂は日蓮聖人作と云われる大黒天が安置されています。

丁度中間地点ということもあり、休憩所も置かれていました。
登り側から言うと、ここからがとてもキツくなる区間。
団体さんとすれ違いましたが、年配の女性が「や〜っと半分かぁ〜は〜もうダメ〜」とおっしゃっていましたが心のなかで、(…頑張ってください。)と合掌しておきました。

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下から十五丁目、「丈六堂」
お万の方が寄進した一丈六尺の釈尊像が安置されています。

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黙々と下って行くと、本堂の屋根や五重塔が見えてきました!
おお〜下ってきた〜〜

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登りで言うと最初の、下りで言うと最後の見どころポイント「本地堂」
本地上行菩薩がご本尊。

『上行菩薩』とは…?
お釈迦様が法華経を説いている時、地面が割れ、そこから涌き出た無数の菩薩の筆頭。釈迦亡き後の未法の世において仏法を護る役目とされている。
日蓮の教化は,上行菩薩の生まれかわりという自覚のもとに展開された。

本堂のところまで下山!ロープウェイの入口付近に出てくるのですね。

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行きは菩提梯を登ったので、帰りは「女坂」を下りました。

駅まで徒歩で

山門まで降りてきて、参道をぶらぶらするつもりだったのですが、いかんせん店が開いてるのか開いてないのかわからない!(笑)

この季節はだいたい観光客は少ないらしいです。
総本山だし、なんだかんだ人が居るのだろうな〜と思っていたのですが、ガッラガラでしたよ。

年末〜お正月はかなりの人出らしいですけど。あと桜の季節。

まぁ私は人混み嫌いなので、人が少なければ少ないほど良いのですけど。
久遠寺に居た間、見かけた観光客は1組。あとは登山メインのグループ1組と団体さん1組。

そんなわけで、お店には立ち寄らず歩いてたらあっという間にバス停に着いてしまい、バスまで1時間あるという事態に…。

1時間あれば徒歩で駅まで帰れるなぁ、と思い歩いてみることにしました。

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行きのバスで通過した総門も写真に撮りたかったですし。パシャッ

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ひゃ〜のどかぁ〜!

穏やかな道を景色を楽しみながら進んでいましたが、ちょっと足が痛くなってきました…
く…下りでふくらはぎが酷使されたつけが回ってきた…

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たらたら歩いて、富士川までやってきました。ここまでくればあと少し。

山門から大体1時間位で身延駅に到着しました。ふ〜

おわりに

帰りの電車ほぼ爆睡でした。朝3時起き+歩き疲れたんでしょうね。

身延山、思いつきで行きましたが、とても良い所でした。
身延線も穏やかで、旅情を煽られる車窓を楽しむのに持ってこいの路線。

人混みが嫌いで静かな場所が好きな人や、登山好きの人にとてもオススメです。

私も次回は自分の足で登山を楽しみたいと思います。
しかし、まず歩く筋肉をもっと鍛えなくては…と思う、下半身筋肉痛の翌日なのでした…