ただポタ

ポタリングするように、自転車と暮らす。

諏訪大社四社巡り 前篇

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古事記にハマり、神社巡りがどんどんと楽しくなると行きたい場所もどんどんと増えていきます。

今まで注目していなかった、長野県。
中でも諏訪市は、日本屈指の古社の一つである諏訪大社が鎮座する地。
これは訪問してみたいに決まっていますね!

諏訪大社とは?

諏訪大社の創建は、古代までさかのぼります。

「古事記」「日本書紀」において、天上の神達が「地上の国を譲りなさい」と大国主の元にやってきた時、その次男である『建御名方命』が国譲りに反対して、天上の神の使者タケミカヅチに相撲を挑みますが、負けてしまいます。
その後、諏訪の地まで逃げてくるのですが、追い詰められ「今後は二度とこの諏訪から他の土地へ出ないし、天津神の言うことを聞きます」と誓ったとされているんですね。

その逃げてきた神様タケミナカタが諏訪大社の主祭神です。

この「逃げた神様」って書くと、すごく威厳無く感じますが、基本的に「古事記・日本書紀」は国家が編纂した歴史書なので、「天津神至上主義」で書かれてます。
めっちゃ乱暴に書くと「天皇(につながる系譜)ってめっちゃすげーんやで?!どや!」っていう書物ですから、地上の神たち(地方豪族とか)がないがしろにされるのは当然といえば当然。

なので地方に行くと(島根とか)、解釈の仕方が異なりとても面白いです。

さて、話が逸れましたが、諏訪大社は全国各地にある諏訪神社の総本社で、諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。
上社が本宮と前宮、下社が春宮と秋宮で構成されています。

諏訪大社の特徴

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まずひとつめの特徴といえば、「御柱」でしょう。

社殿の周りに4本のモミの柱が建てられています。

御柱の由来は定かではなく、いくつかの説があります。

①依代説 ②聖地標示説 ③社殿建て替え代用説

など色々…

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この御柱は、寅と申の年に建て替えられます。これが有名な御柱祭ですね。
そして来年は申年!御柱祭開催されますよ〜。

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ちなみに、諏訪市周辺の神社は、どんなに小さな祠でも、その殆どに御柱を模した4つの柱が建てられているのもこの地域の特徴だと言えます。

そしてもう一つの特徴は「本殿がない」こと。

日本古来の信仰は、山や岩、木など自然のものに神が宿るとし、それらを依代として祀ってきました。
それと同じように、諏訪大社では各社ごとに自然物を神体とし、拝殿からそれらを拝する形をいまでもとっています。

本宮は、拝殿後背林、秋宮はイチイの神木、春宮はスギの神木がそれぞれ神体です。
ちなみに、前宮は上社の摂社だった歴史があるため本殿があります。

上諏訪駅からスタート

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のんびり愛車とともに普通電車に揺られやって来ました上諏訪。

上諏訪駅からまず向かうは下社春宮。
下社は下諏訪駅からのほうが断然近いのですが、この街をうろうろ走ってみたいなと思い敢えて上諏訪からスタートしました。

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諏訪のシンボル諏訪湖沿いを走ってみることにします。

信州一大きい湖で、湖畔ではジョギングやお散歩、サイクリングを楽しめます。
ところどころにボート屋さんもあるので、湖上遊覧も楽しめるようですね。

下社春宮

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下社春宮に到着です。

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参道にあるこちらの「下馬橋」
これは、室町時代に造られたもので下社では最古の建造物だそうです。
身分にかかわらず馬から降りて渡らねばならないとされていました。

下社は春と秋でご霊体が春宮と秋宮を遷座します。
2月と8月には遷座祭が行われるそうです。

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ここが幣拝殿。幣殿と拝殿が一体となった二重楼門造りで、左右には片拝殿が並んでいます。

この幣拝殿を観た時は、すごく圧倒され、惹き込まれました。
なんと美しい建造物なのかと。これまで見てきた中でもかなり好み。
周りの雰囲気と相まってずーーっとここで佇んでいられる感じです。

万治の石仏

春宮でもう一つ外せないのが「万治の石仏」

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春宮の境内から川を渡った所にあります。

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あの岡本太郎が大絶賛したことで一躍有名になったこの石仏。

たしかにこの造形。ユニークでインパクトがありますよね。
阿弥陀如来像らしいですよ。たしかによく見ると手で輪を作る印を作っていますね。

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万治の石仏グッズも諏訪市内の土産物屋でたくさん販売されていました。
ユニークでかわいいですから人気のようです。

下社秋宮

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春宮を後にし、次は秋宮に向かいます。
少しだけ坂がありますが、ここを登ると諏訪湖がチラ見え!

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この道は旧中山道なんですね。

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秋宮付近は、温泉地としても有名です。
江戸時代には、中山道と甲州街道の合流地点の宿場町として大いに賑わっていたそうです。

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秋宮には御神湯があります。あたたかくて気持ちいです。

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こちらは神楽殿。その脇にいる狛犬は銅製では日本一の大きさだそうです。

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神楽殿の奥には二重楼門式の幣拝殿。

あれ?春宮とおなじでは?と思った方、その通り。
社殿の形式は春宮と同じで、古くは秋宮と春宮の間で建築の技が競われていたそうです。

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秋宮の敷地内にあった展望台。
佇まいが寂れていて、展望台とは名ばかりの景色なんだろうな〜と思って上ってみたら

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看板に偽り無し!な景色が広がってました。穴場スポット(?)

次回へ続く

下社巡りが終わったところで、次回に持ち越し!

次回は上社巡りをお届けします。