2012.10.27
荒川の河川敷を舞台に、音がなる凧と一般公募を含めた大勢の演奏部隊の上空と陸上によるアンサンブル!
このイベントはアートアクセスあだち「音まち千住の縁」が主催しています。
このアートアクセスあだち「音まち千住の縁」は、足立区にアートをもちいた新たなコミュニケーションのつながりを生み出すために市民参加型の「まちなかアートプロジェクト」だそうです。
足立区千住地域を舞台に、足立智美・大友良英・大巻伸嗣・野村誠などなど、有名なアーティストが中心となり「音」をテーマにプロジェクトが展開されています。
アートアクセスあだち「音まち千住の縁」→サイトはコチラ
今回は大友良英さんのプロジェクト、「千住フライングオーケストラ」。
1年前から企画をスタートさせ、公募で集まった運営メンバー「チーム・アンサンブル」とともに作り上げた「音の出る凧」とチャンチキフライングボーンズを中心とした、一般公募で集まった地上演奏部隊が、凧の音色に合わせてアンサンブルをするという企画です。
イベントの始まりは、荒川河川敷ではなく商店街のど真ん中!
柳原商店街から楽しい音楽とともに演奏部隊の後を付いて行くと、本会場である荒川河川敷に到着します!
勿論自転車で行っていたので、写真を撮って、パレードを眺めては、チャリをとばして先頭に先回りしまた写真を撮るということを繰り返していました。
音がする方を頼りに、横道にそれて先頭に出たりしていたのですが、遠くで音楽が鳴っているなか下町の細い路地を滑走しているとなんか映画の出演者の様な気持ちになりました(笑)
これまたチャンチキフライングボーンズの音楽が商店街の風情にぴったりマッチしていて気分も上がりました。
今回は動画も撮ってみたのでup。
一般公募で集まった演奏者とプロのミュージシャンが一緒になって演奏をしていました。
大友さんの指揮を元に、インプロで演奏するスタイルですね。
即興に慣れていないと、音を出すのに臆病になってしまう人もいると思うんですけど、バッキバ!さん達がリズム隊となっていたので、思い切って音を出せたんじゃないかなーとか思いました。
リズム隊のおかげでまとまりが出てて、ホントにただ通りすがった人たちにも小気味よく聴こえたのではないでしょうか。
そして盛り上げ上手でしたね、バッキバ!さん。
こういった場で、日本人は物怖じしちゃうので、盛り上げ役がいるのはいいなと思いました。
玄人の集まりじゃなくて、市民との交流が目的ですもんね。
「音の出る凧」と聞いて想像していたのは、鈴や鐘がついてるのかなーとかその程度だったんですけど、想像を超えていました(笑)
もちろん鈴やウィンドチャイムがついている凧もあったのですが、その他に「ノイズ凧」や「Bluetoothスピーカー凧」や「ブザー凧」、「MP3プレイヤー凧」、「超指向性スピーカー凧」などなどたくさんの音の出る凧が上空を舞っていました。
見た目もカラフルでかわいいし、色んな音が聴こえてきて、見晴らしのいい河川敷…ものすごい癒し空間でした。
こちらは伝統的なうなり凧。
その名の通り「ゔーーゔーー」と唸っていました。
中盤には連凧も登場!
見た目に派手で壮大な感じがします。ひとつひとつに鈴がついていて、風にゆられてチリチリと音をだしていました。
最後には凧と演奏部隊のアンサンブルが行われ、上から横から音が聴こえてきて、気持ちのいい空間を堪能しました。
ずっと走ってみたいと思っていたので、調度いい機会だったんですよ。
本格派のサイクリスト達がしのぎを削り、猛練習しているのでは…とか不安だったのですが、まったくそんなこと無し。勿論本格的なサイクリストもたくさん走っていますが、それ以上に犬のお散歩だとか、家族連れだとか、デートだとか、そういうのほほんムードな人たちの方が断然多いです。
凧が上がり、音が聴こえて来ると、サイクリストも足を止めて写真をとっている姿が目に止まりました。
イレギュラーな光景だから気になりますよね、やっぱり(笑)
アートアクセスあだち「音まち千住の縁」では、まだまだイベントが盛り沢山なようですので、気になるイベントにまた足を運んでみようと思います。